背景
すでに建っていて、これから何十年も発電できる設備です。
日本には、FIT制度のもとで建設された小規模な発電所が全国に数多く分散しています。一件あたりの規模が小さく件数が多いため、人手を中心とした運用体制では管理コストが見合わず、本来の力を発揮しないまま止まってしまう設備が少なくありません。買い手が見つからず、事業のかたちに組み立てられないまま残っている案件もあります。
ここを動かし続けることが、Tensor SPCの出発点です。
運用が収益をつくる
同じ設備から生まれる収益は、日々の判断で変わります。
再生可能エネルギーの収益は、運転を開始してからの運用で大きく変わります。いつどれだけ発電し、どの市場にいくらで出すか。出力抑制をどう避けるか。環境価値をどう扱うか。設備の不調をどれだけ早く見つけるか。日々の判断の積み重ねが、同じ設備から生まれる収益を左右します。
予測から精算まで自動で
発電量と市場価格の予測、市場への入札、計画提出、精算までを自動で行う基盤を持っています。
ひとつのデータ基盤
事業計画・会計実績・発電実績を単一のデータ基盤の上で結び、発電所ごとの状態を可視化しています。
予実の乖離がその場で分かる
差がどこで生じているかがすぐに分かり、打ち手を条件を変えながら検討できます。
件数が増えても人手は増えない
運用を人手に頼らないこと。これが、分散した小さな電源をひとつの事業として成立させる条件です。
報告のための作業ではなく、判断のためのアセットマネジメント。
FIP転換、環境価値の販売、設備の更新、蓄電池の併設、資金調達の見直し。打ち手を条件ごとに比べたうえで決められます。
SCHEME
Tensor SPCの基本スキーム
オーナー様から発電所を引き継ぎ、SPCが保有します。出資・貸付パートナーから資金を受け、発電した電力と環境価値を市場と需要家に販売します。Tensorは組成と資金調達、運用と資産管理の両方を担います。
承継
事業を引き継ぎ、かたちを整える。
Tensor SPCでは、案件を事業として組み立てるところから担います。
ご相談
事業の承継や売却をお考えのオーナー様、案件を扱うEPC・O&M事業者様からご相談をいただきます。
精査
発電実績・設備状態・許認可・契約・系統条件を精査します。
組成
保有のかたちを設計し、金融機関・投資家の皆様と条件を組み立て、資金を調えます。
運用
取得後の運用体制と管理の枠組みまでを、一体で用意します。
小規模な電源を多数まとめて金融の枠組みに乗せる例は、国内にまだ多くありません。一件ごとの確認事項が積み上がるこの領域で、案件の精査から資金の組成、その後の運用までを社内で一貫して行える体制を整えています。
ストラクチャリング
事業の実態を、金融の言葉に翻訳する。
分散した小さな電源に資金を呼び込むうえで、最も難しいのは、事業の実態を金融機関や投資家が評価できる形に置き換えることです。何百という発電所の実績を、返済の確実性や配当の見通しとして説明できなければ、案件は前に進みません。
実務として担ってきたメンバー
Tensorには、プロジェクトファイナンスの組成、事業の収益構造の設計、金融機関との条件交渉を実務として担ってきたメンバーがいます。電力事業、財務、法務、そして運用。案件を一つ組み立てるには、この全ての領域が同時に動く必要があり、Tensorはそれを社内でつなげる体制を持っています。
前提となる数字は、基盤の中にある
返済計画や収支計画の前提となる発電量、稼働率、予測の精度は、いずれもTensor Cloudが日々蓄積しているデータそのものです。前提の置き方を変えたときに数字がどう動くか、実績が計画からどれだけ乖離しているか、その確認に日数がかかりません。
計画をつくるチームと、実績を持つ基盤が、同じ場所にあります。事業計画から融資の返済計画、投資家への報告までを、ひとつのデータの上でつなぐ。これが、Tensorがストラクチャリングを担う意味です。
Tensorの立ち位置
自らの事業で使い、結果を確かめたうえでご提供する。
Tensor SPCで用いる運用基盤は、Tensor SPCのためだけのものではありません。同じ基盤を、Tensor Cloudとして発電事業者・アグリゲータの皆様にご提供し、これを活用したアグリゲーションサービスも提供しています。
同じ基盤: Tensor Cloudプラットフォーム →アグリゲーション →Tensor SPCにおいて、Tensorは運用を担う立場であると同時に、出資者の一員として同じ立場に立ちます。
再エネ投資
手放すか、事業として持ち続けるか。
発電所を売却してその場で対価を受け取るか、事業として保有し続けて収益を受け取るか。どちらの入口からでもご相談を承ります。